事故の日ー1ー

2014年の5月31日は土曜日で

よく晴れたとても気持ちのいい日だった。

 

 

私は仕事の足しになるようにと

パソコン教室に行っていたので

朝の9時半ごろ母が

息子のお守りをしに来てくれていた。

 

 

昨年生まれたばかりの息子は

もうすぐ1歳になるという時で、

初めてのお誕生日プレゼントを何にしようかと

悩んでいたのを覚えている。

 

 

夫は会社を作りたいと言って

この年の2月頃に事務所を借りていた。

スケルトン渡しだったのでエアコンがない。

これから暑くなると仕事ができないので

電気屋さんに見積もりをしてもらう日だった。

 

 

お昼は家で食べるから、と言って

確か8時ごろ出て行ったのだが、

後から考えるとその日だけ、

「行ってらっしゃい、気をつけてね」を

言えなかった。

夫はバイクで出て行ったのだが

私が子供の世話をしている間に

あまりエンジンの音もさせずに

すっと行ってしまったのだ。

 

 

私は12時ごろパソコン教室を出て、

「今年の夏も、暑そうだなあ、、、。

そうちゃんの海デビューが楽しみ!」と

くっきりと浮かぶ雲をワクワクした気持ちで

眺めた。

私は初夏が、とても好きだった。

 

 

家に帰ったら母がお昼ご飯に

サンドウィッチを用意していてくれ、

息子もいい子にして待っていてくれた。

夫は帰って来ていなかったけど、

先に食べてお昼寝でもして待っていれば

そのうち帰ってくるだろうと思っていた。

気持ちのいい風が入ってくるリビングで、

息子と一緒にうとうとしていた時だった。

 

 

玄関アプローチに、誰かが入ってくる。

白い原付に乗った警察官だった。

母は「お母さんの車が路駐してるからかな」と言ったが、

「なんで?大丈夫だよ私道じゃん」と言って

チャイムがなる前に私は玄関に向かった。

 

 

 

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喪失体験をした人たちと繋がりたくて書いています。

何故ならば自分自身が、立ち直りたくてもがいていた時

#死別 #30代 #シングルマザー

というキーワードで検索しまくっていたからです。

 

自分の体験談が、必要な人に届いて励ますことができたら。

そう思います。

 

2018年 kanadel大門みづき

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