もの作りで起業したい方へ〜gyuttone!が、できたわけ。(14)〜

・・・(13)からのつづき〜

 

 

2015年11月の終わりに、小川さんと出会って

1ヶ月後。

もう一人白井さんというアドバイザーさんが

加わってくださいました。

 

 

白井さんは、SHIRAI DE SING  (しらいデザイン)という

会社の社長さんです。

主に登山用のリュックを作っている会社で、

URAYAMA会という登山サークルも

主催しています。

 

 

何度か展示会に行かせていただきましたが、

絵描きのための

スケッチブックが入るサイズのリュックや、

子供用のリュック、

益子焼の水筒&水筒カバーなど

そそられる商品がいっぱいあります。

 

 

とにかく私が運が良かったのは、

寄り添って話を聞いてくれる小川さんと、

もの作り歴30年の白井さんというタッグで

サポートしていただいたことでした。

 

 

今はもう、いいおじいちゃんと思っていますが、

(失礼。お孫さんもいらっしゃるので(笑)

初対面の日は、強面の白井さんに

「そんなぬるい気持ちでできるわけないだろ!!」と

怒られるんじゃないかとビクビクしながら

自分がやりたいことを話したのを覚えています。

 

 

シングルマザーが使いやすい抱っこ紐を作りたい、

その商品化のために

こういう計画を立てました、

みたいな報告だったと思います。

 

 

そのころのノートを見ると、

「企業理念」が書かれているかと思えば

だっこカバンの作り方の図解が書いてあったり、

落書き帳のようです。

 

ちょっと話がそれるようですが、

私は夫が亡くなる前までは

ジブラルタ生命という保険会社の営業を

やっていました。

お客様の退職金をお預かりすることも多かったのですが

その際、

「退職金は、”短期””中期””長期”の引き出しに

分けて運用してください。」というお話をしていました。

 

 

どういうことかと言うと、

”短期”は普通預金などに置いておいて、急な出費に対応するお金

”中期”は3〜5年で引き出す予定のお金

”長期”は、10年以上ひき出さなくても生活に支障のないお金

とカテゴリー分けして、分散しておきましょうと言う意味です。

 

 

素人がお金を増やすには

主に複利の利率と時間を味方につけるのが

定番ですから、そう言うお話をしていました。

 

 

その話を思い出して、

私は事業の運営も、

”短期””中期””長期”で

引き出しを分けて(つまり仕事を分けて)

働いていかないと、

収入が安定しないなと言うことに気がつきました。

 

 

だっこカバンを作るには

2年以上はかかるかもしれないと考えたので

その間、つなぎで稼ぐ手段を模索したのです。

それが、のちに、企業理念の

「社会的マイノリティの立場から

より汎用性の高い商品を作り出して

販売することで差別や偏見を減らしたい」と言う

内容に繋がっていきました。

 

 

次回は、その、つなぎの商品を

どうやって作っていったかのお話を

書きたいと思います。

 

 

今日は過ごしやすいですが、

雨が降ってきてしまいましたね。

朝は降っていなかったので

傘を持っていない方も多いのではないかと

よく傘を忘れる自分と照らし合わせて

心配になります。

 

 

気温の変化に体調崩されませんよう。

本日もお読みいただき、

ありがとうございました。

 

 

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kanadelは、世界中の子供達が幸せな子供時代を過ごせる世の中を目指します。

そのために、働くお母さんを全力でサポートする商品・サービスを提供いたします。

 

2018年 大門みづき

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ものつくりで起業したい方へ。〜gyuttone!が、できたわけ。(13)〜

・・・(12)からのつづき・・・

 

前回、よろず支援拠点の担当アドバイザー

小川さんに出会ったところで終わっていましたが、

私は今でも小川さんに出会った日のカレンダーを

大事にとってあります。

 

 

2015年11月27日

この時はまだ、スケジュール帳も持ってなくて、

予定は壁掛けのカレンダーに書いていました(笑)

 

 

年が明けて、カレンダーを変えようとした時、

なぜかすっと捨てられなくて、

おまけに「だっこひも相談①」とまで

書き加えて、本棚にしまいました。

 

 

なぜ、こんなにも大事に思っているかというと、

最初の日に

「なぜこの抱っこ紐を作ろうと思ったんですか?」

と聞かれて、

仕方なく夫の話をしたら、

初対面なのに心から泣いてくれたからです。

 

 

私は、夫が亡くなってから様々な面で

「夫が亡くなりまして」と

言わなければならない場面に遭遇しました。

 

 

それは、

役所の窓口で

子供の健康保険を夫の扶養から外して

作り直す時だったり、

遺族年金の申請だったり、

夫の銀行口座を解約する時だったり、

事務的な手続きが山のようにあったからです。

 

 

その度に、様々な対応を受け、

無用な傷を背負うことも

少なくありませんでした。

 

 

心ないのに、

表面だけ言葉を正す人もいれば、

全く無関心な人もいるし、

それは、特に慰めを求められるような

人間関係ではなかったので

流すしかありませんが、

ごくたまに、本当に暖かい心を

寄せてくれる人もいました。

 

 

そういう人の一人が、小川さんだったのです、

人間て、自分が弱っている時には

とても敏感になっているので

人の真価が見えてしまうものなのですね。

 

 

この時小川さんが目を真っ赤にして

私の話を聞いてくれなかったら、

gyuttone!を世に出すことは

できなかったと思います。

 

 

今は「クラフトバブル」と言われるくらい

「趣味のものつくりで副業を!」という人が

多いと思います。

でも、全てを一人でこなしていける

仕事はありませんよね。

 

 

私は特に、工場に依頼して

生産しなくてはいけない類の商品だったので

この出会いは本当に大きかったです。

 

 

次回は、どうやって試作していったか、

工場を見つけるまでを書いていきます。

 

 

ものつくりで起業したいと思っている人の

お役に立てれば幸いです。

 

 

自己実現のための

最初の一歩をお手伝いできればと思います。

 

 

本日もお読みいただき、

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

gyuttone!が、できたわけ。(12)

・・・(11)のつづき・・・

 

これは、試作品の山です。

 

 

最初は100均の布で、

そのあとはユザワヤや、日暮里の布問屋に行って

安い布で試作品を作り続けました。

数えられるだけで11個あり、

作っては試し、作っては試しの

繰り返しでした。

 

 

写真の中の赤と青のストライプのものを

作った段階で、

「自分の子供で試しているとは言え、

使っている最中に紐が切れたりしたら嫌だな。

どうやったら、布の強さとか

検査できるのだろう?」

という疑問が湧いてきました。

 

 

そこで、ネットで検索し始めて

最初にヒットしたのが

「創業ベンチャー支援センター埼玉」でした。

 

 

その時はまだ、「起業する」という

はっきりとした意志があったわけではありませんでしたが、

「自分が欲しいと思っているものは

きっと他の人も必要としているはず!」という

思い込みと、

「一度でもいいから自分の思いを

形にして世に出したい!」という

情熱だけで動いていました。

 

 

夫のように、

ある日突然人生が終わってしまうことがあるなら、

一度でもいいから自分の思いを形にして

残しておけるようにしたいと思ったのです。

 

 

実際、行政機関は、

なんとなく敷居が高かったのですが

利用者のコメントで

「最初は”起業する”ということだけ決めて

内容は何も考えていませんでした。

ジーパンで、子供をベビーカーに乗せて

行きました。」

みたいなコメントが掲載されていて、

「あ、そんなラフでもいいんだ(笑)」と

気が楽になったのを覚えています。

 

 

セミナーなどでプレゼンをすると、

「どうやって商品化したんですか?」と

いろんな人に聞かれます。

その際私はいつも、

「プロに相談に行きました」と答えます。

具体的に

「創業ベンチャー支援センター埼玉」や

「よろず支援拠点」のことを

お話しすることも多いのですが、

実際に相談に行く人は少ないです。

 

 

何かやろうと思ったら、

その道のプロに話を聞くのが

一番の近道だと私は思っているので、

やりたいことが決まっていても決まっていなくても、

人に話を聞いてもらうということから

始めたらいいと思います。

 

 

さて、

布の強度検査の方法を聞くために

試作品を持って相談に行ったところ、

「よろず支援拠点」を勧められました。

 

 

そこで、中小企業診断士・小川さんとの運命の出会いが、

私の人生を大きく変えて行くのでした。

 

 

・・・・(13)につづく・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたは何を基準に商品・サービスを選びますか

あなたは何を基準に商品・サービスを選びますか

月に一回程度美容室に通っています。

意外にも女性でも、

「毎月は行かない」

という方もいらっしゃいますね。

 

子供が小さいと、

なかなか美容院に行く時間を

作るのも難しかったり、

髪が伸びてくれば、

結んでしまうのでそれほど頻繁に

手入れしなくてもいいという考え方も。

 

ですが、

人に会う職業についている人は

「人は見た目が9割」

という言葉を一度は耳にし、

意識されているのではないでしょうか。

 

私も、

最初にこの言葉を聞いたとき、

「露骨に言うなあ(苦笑い)」

と思いましたが、

自分がお客さんの立場になったとき、

「見た目で選んでいる」

とことを多く経験します。

 

以前は営業職についていたので

 

「自分の好みよりもお客様に

好かれる髪型にしなさい」

 

と教えられていました。

 

もっと言うと、

「購買層に好かれる髪型にしなさい。

購買層に好かれる服装にしなさい」

と言われ、

ヒョウ柄のバックとかパイソン柄の

パンプスはご法度でした(笑)

 

昔は、

「30過ぎたら自分の顔に

責任持ちなさい」

なんて言葉も言われました。

 

これは、

「どのように生きて来たかが

顔に現れてくるので造作の

美醜ではなくその人の

人柄が顔になる」

と言う意味で

言われていたんだと思います。

 

私の所属する

プラチナメンバーの方々は、

お顔を拝見するだけで

信頼できることが分かる方々ばかり。

 

これは、中心にいる石塚さんの

お人柄の延長なんだなと、実感します。

 

”マーケティング”と言うと

とても難しいことのように思えますが、

「自分の顔に責任を持つ」

と言うことと同じなのだなと

最近気が付きました。

 

そして、

「自分の見た目に責任を持つ」

「共感してくれる人を周りに集める」

と言うことは

「その人が存在する空間そのものが

マーケティングになっている」

のだと思います。

 

実際私は、プラチナメンバーの価値

を所属している方々から幾重にも

教えていただいていでます。

 

 

美容室の話に戻りますが

私は今行っているお店に

もう5年以上通っています。

 

なぜ通い続けるか言うと、

「説明が論理的」

だからです。(笑)

 

ちょっとマニアックですか?

 

美容室って、

シャンプーやトリートメントを

使いますよね。

 

カラーリングも当たり前のようにします。

 

そのせいでお客さんの頭皮は

もちろんのこと、

美容師さんの手も荒れ放題です。

 

経皮毒によって流産を

繰り返す美容師さんも

多いと言う話はよく聞きます。

 

私が通っている美容室は、

「シャンプーやカラー剤などは

極力体にいいものを選ぶ」

と言う基準が一貫して

貫かれているのです。

 

材料にもこだわっているので

当然金額は高くなります。

 

でも、

丁寧に説明して理念を貫いた結果、

理解してくださるお客様だけに

絞られて行ってお店の雰囲気も

落ち着いたものになっているのです。

 

連休の中日、

「オープンして10年経ちました。」

とプレゼントをもらいながら、

これをマーケティングというのだな、

としみじみ感じた午前中でした。

 

自分がお客様の立場になったとき、

何を基準で選んでいるかを意識して、

自分の商品にも活かしていこうと思います。

ホームページの作り方。②

前回、HPを作るにあたって

「大事なのは技術ではない」と書きました。

 

 

(注:技術がある人に頼む以前に大事な作業がある、

という意味なので誤解のないようにお願いします。)

 

 

私がHPを作る上で本当に大事だなと思ったのは、

ずばり

「イメージとターゲット」

です。

 

 

当たり前すぎて、拍子抜けしました?

いやいや結構、漠然と、

「プロに頼めばなんとかなる」とか

「このツール使えば簡単らしいよ」と

外部の力に依存している人、いませんか?

かく言う私もそうだったので、

遠回りをしてしまいましたよ。

 

 

なのでまず、

「イメージ」について。

 

 

私はランサーズに発注する前、

よろず支援のIT担当の方に

「クラウドソーシングを使うなら

失礼かと思うほど丁寧に説明しないと

とんでもないものが出来上がってくるよ」

と言われていました。

 

 

もともと自分で作る予定でもあったので

HPの構造は出来上がっていました。

↑こんな感じで、TOPページに何を載せるかなど

画面構成と情報を整理していました。

汚くて読めないですね(苦笑

 

 

 

だから、これを見せればなんとかなるんじゃないかと

軽く考えていたのですが・・・。

確かに、最初に上がってきたものは

とんでもなかったです(笑)

 

 

原因は、私が、

「kanadelのテーマカラーは緑で

gyuttone!のテーマカラーはオレンジなんです」と

ざっくりとした色指定しか

しなかったからなのですが、

出来上がってきた画面はまるで、

どこかのスポーツジムのようでした。

 

 

緑とオレンジって、組み合わせると

健康的な色なんですよね。

そして、無数にある。

ランサーズさんが選んだ色は、

私がイメージしているものとは

程遠いものだったのです。

 

 

これは確かに、詳細を丁寧に伝えないと

時間が無駄に過ぎると悟り、

フリー素材の中から

「水彩絵の具で描かれたもの」を選び

自分が作ったHPの骨組み画面に全部当てはめて

指示書を作って、

ランサーズさんに渡しました。

 

 

そうしたらようやく、

自分のイメージに近いものが

出来上がってきましたが、

それでも修正はありました。

 

 

もう一つは

「ターゲット」

ですが、これは

「誰に何を届けたいか」ですよね。

 

 

私の場合は

「子育て世代&その世代を手伝っている人たちに

だっこカバンを届けたい」

だったので

そういう人たちに親しまれやすい

デザインにしていきました。

 

 

デザインの作業は特に、

苦手意識を持っている人が多いのですが

 

「デザインとは理由」です。

理由をとことん考えたら

必然的にデザインは決まってきます。

理由は、

「イメージとターゲット」

から導き出されるのです。

 

 

技術のプロは、代書屋さんだと思った方が

いいと思います。

ですから、技術のプロに頼む前の

この地味な作業無くしては

自分の思った通りの

HPはできないと思います。

 

 

この掘り下げをしないで、

「高いお金払ったけど

自分のイメージ通りのものじゃなかった」と、

モヤモヤしている人が私の周りにもいます。

 

 

でもそのモヤモヤの原因は、

「本人がはっきりとしたイメージを

持たずに、プロに依存した結果」

だと私は思うのです。

 

 

まとめると、

大門のHP制作の経験から

 

 

⑴誰に何を伝えたいか

⑵テーマカラー

⑶入れる写真と文言

⑷配置場所

 

 

を整理してからプロの方にお話することを

お勧めします。

 

 

この掘り下げから手伝って欲しい、とか

イメージからデザインが導き出せないとか

どこに相談すればいいか教えて!など

ご意見ご感想等ありましたら

お問い合わせフォームか

メールまでご連絡ください。

kanadelsince2015@gmail.com

 

 

以上、大門の

「聞かれたことに答えますシリーズその①

ホームページの作り方」

でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホームページの作り方。

今回は、Webのコンサルをやっている人と、

そこにまでたどり着かないほど

Web音痴な人に向けて書きます。

 

 

webコンサルの人は、プロなので、

「素人ってこんなにわかってないの?!」と

お客さんの知識レベルの低さに

驚くこともあると思うのですが、

素人って、こんなもんというのが

伝わるといいなと思います。

 

 

作り方がわからなくて大門に聞いてくる人たちは、

同じ失敗しないように、読んで準備してください。

お金も時間も節約できます。

 

・・・・・・・・・・・・・

 

最近よく驚かされるのですが、

こんな私に、

「ホームページは、

どうやって作ったんですか?」と

聞いてくる人たちが少なからずいます。

 

 

私、、web、大の苦手です。

超めんどくさい!

「端末に繋がれる感じ」が嫌で、

20歳過ぎまでケータイ持ってなかったし、

SNSも、アカウントとっては放置、

の繰り返し。

次に使うときにパスワードも

忘れてるという・・・。

 

 

そんな感じなので、

起業すると決めてから、

何度も「HPくらい持ってた方がいいよ」と

言われてはいたものの、

実際できたのは

2017年の8月でした。

 

 

商品が出来上がってからようやく、

「自分のHP無いと売れないじゃん」と

気づいて作ったのです。

 

 

だから、

何でこんな私に聞くんだろうな〜、と

疑問に思っていたんんですけど、

それくらい世の中web音痴で

プロに聞くのも恥ずかしいほど

どうしたらいいか分からない

という人が多いんだろうなと思います。

 

 

なので今回は、

私が右往左往してきた

様子を時系列に書いてしまいます。

 

 

2016年

1月 よろず支援拠点にて

「HP作った方がいいよ」と言われる

4月 ようやくやってみる気になり、JIMDOにチャレンジ

使い方がわからない。

上に、自分はHP上で何を伝えられるのか?と

立ち止まってしまう(この時、まだgyuttone!は試作途中)

6月 「伝えるべきは大門さんの(死別)経験だ」とアドバイスされるが拒否。

そんなことを文字にかけるほど回復しておらず、HPは一旦中断。

その後、ペライチでも作ってみようと試みるが、挫折し放置。

 

2017年

3月 gyuttone!が出来上がったタイミングで

WordPressに出会う。

知人のwebコンサルの方に手伝ってもらって

骨組み(アカウントとったり、サーバーと契約したり、

トップページ選んだり、お問い合わせフォームとメアドを紐付けする作業)

作りを手伝ってもらう。

5月 商品写真の撮影後、HPを自力で作ろうと試みる(3度目!)

作業の多さと、ライティングの仕方が分からず、

よろず支援のIT担当の人に相談に行く。

7月 販売準備に忙殺されて、

自力で作ることを断念。

ランサーズで、コンペにかけて作ってくれる人を募集する。

しかし!

HPは、技術があれば作れるというものでは無いことを知る!

その後、1週間ほど寝ずに作業する日がつづく・・・。

 

さて、HP作りで何が大事か!

みなさんなんだと思いますか?

 

以下次号。

 

 

・・・つづく・・・

 

 

 

 

 

gyuttone !が、できたわけ。(11)

・・・(10)からのつづき・・・

 

上野動物園から帰ってきた日の夜、

どんな抱っこ紐なら使いやすいのか

考えてみました。

 

●さっと出せて

●寝ている子供を起こさずに装着できて

●当然コンパクトで

●丈夫

 

 

条件を出せばキリがありません。

でも、自分が使いやすいものが欲しいのだし、

自分で作るんだから遠慮はいりません。

 

 

イラストに描いて

図面を起こし、

最初は紙で模型を作りました。

それから100均の材料で

実際に作ってみて

自分の子供で試してみる。

その繰り返しが始まりました。

 

 

3回くらい作ったところで、

「コンパクトな抱っこ紐なんて

すでに商品化されてる。

でも、それでも満足できないのは何でだろう?

そもそも、既存の抱っこ紐の

何が嫌なんだろう・・・?

 

・・・抱っこ紐として使っていないときに

かさばるのが嫌なんだ!

 

だったら、カバンの中に常に入っているものが

抱っこ紐を兼ねてくれたら

良いんじゃない?」

ということに

気がつきました。

 

 

カバンの中を見てみると、

お財布

ポーチ

携帯

エコバック!

 

 

もしかしたらエコバックが

抱っこ紐になるかもしれない。

そう気がついて

カバンの作り方の本を

図書館で何冊も借りてきて

抱っこ紐と仕組みが似ているものを

探し始めました。

 

 

・・・(12)につづく・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

gyuttone !が、できたわけ。(10)

・・・(9)からのつづき・・・

 

2015年の秋、

上野動物園に子供を連れて行った帰り道

gyuttone!を作ろうと思った

決定的なことが起きました。

 

 

初めての本格的な動物園に

大はしゃぎの息子は、

帰りの電車の中で爆睡。

 

 

最寄り駅までは車だったし、

上野まで乗り換えなしだし、

何より前回

(ディズニーランドでの出来事

gyuttone!が、できたわけ(5))で

懲りていたので、

その日は抱っこ紐を

持って行きませんでした。

 

 

駅から駐車場までの道。

大した距離ではありません。

でも・・・

 

 

ぐっしょり汗をかいて

スースー寝息を立てている子供は

とても重くて。

 

 

ずり落ちないように

そーっとそーっと歩いていたら、

腰に痛みが走りました。

夫が亡くなってから私は、

1年の間に2回も

ぎっくり腰になっていたのです。

 

 

そんな時、

1組の家族が目に飛び込んできました。

パパとママと、子供。

パパが子供を抱っこして、

ママはスカート履いて

小さいポシェットだけで

とても身軽そう。

歩きながら何か、

楽しそうに話しています。

 

 

私も、夫が生きていた時、

あんな風に話しながら歩いていたことあったな。

うちもあんな風に、

パパが子供抱っこしてくれてたな・・・。

でももう、ああいうことはできないんだ・・・。

 

 

一瞬のうちに

夫が生きていた時と

今との格差に打ちのめされ、

さらに

「これからは、

荷物も子供も、

全部一人で背負って

行かなくてはいけないんだ」という事実が

実感として迫ってきて、

幸せそうな夫婦と自分との

コントラストの強さに

追い討ちをかけられたような

気持ちになりました。

 

 

 

知らないうちに

涙が溢れてきました。

でも、

こんな道端で泣きたくない。

そう思って空を見上げた瞬間。

 

 

一人のシングルマザーの友人のことを

思い出しました。

 

 

ああ、私は、自分が彼女と同じ立場になるまで

何もわかってなかったな。

あの子は、一人で二人も子供を育ててる。

本当に大変だっただろうに、

そのことを何にも気に掛けていなかったんだ。

なんて無神経だったんだろう。

 

 

私は今、確かに辛いけど、

でも、こんなふうに思うのは

きっと私だけじゃない。

実際、友人だって、こういう風景見て

泣きたくなることだってあったのかもしれない。

 

 

人生の中で

大事なものを失ったことがある人はきっと、

日常生活の中で

静かに傷ついて

黙って耐えているんだろう。

 

 

死別でも離婚でも、

理由がなんであれ

「普通の家族」を維持できなかった人は、

「普通の家族」を見て

傷付きながら生きているんじゃないか。

 

 

だったら、

例えばワンオペ育児をしている人に

寄り添えるような

育児グッズを作りたい。

孤独で泣きたくなっても、

この商品があれば

「一人じゃない」って

思えるような商品が作りたい。

 

 

デパートの裏道で、

涙をこらえて一気にそこまで

考えたことが、

商品開発のスタート地点でした。

 

 

その日の夜、

エスキース帳を開いて

デザインを考え始めました。

 

 

・・・・(11)につづく・・・

 

gyuttone !が、できたわけ。(9)

・・・・(8)のつづき・・・

 

2015年 夏頃、

子供用のTシャツを作り始めました。

 

以前も書いたのですが、

その頃の私は、

どこか新しい組織に入って

新しい人間関係を築きながら

仕事を覚えられるような

精神状態ではなかったので

まずは自分一人で完結する仕事をしてみたら

リハビリになるのではないかと考えたからです。

 

 

自分が今持っているもので

すぐにお金になるものって何だろう

と考えた時、学生時代にバイトしていた

Tシャツに絵を描く仕事が思い浮かんだのです。

 

 

子供が寝た後、

材料やWebページなどを整えたり、

デザインを考えたりするのは

心が癒されました。

 

 

ものつくりって、癒されます。

一個一個工程が決まっていて、

それが完成していくので

一つ一つ心が整っていくような気がするのです。

 

 

もし今、辛くて前に進めない、という状況にいる人は

進まなくていいから、

好きなことに没頭できる時間を

持てればいいなと思います。

 

 

それはとても贅沢なのかもしれませんが、

子供が寝た後の30分でも

自分のことだけをする時間を持つことが、

こんなに気持ちを沈めてくれるのかと、

この頃実感したので。

 

 

毛糸をぐるぐる巻きにするだけで

作れるポンポンとか(目をつけるとぬいぐるみになります)

塗り絵とか

靴下でできるソックモンキーとか

お勧めです。(自閉的な作業ですが。)

全部100均に売ってます。

 

 

・・・・(10)につづく・・・・

 

 

gyuttone!が、できたわけ。(8)

・・・(7)のつづき・・・

 

私は36歳で夫と死別して、

37歳でお墓を買いました。

 

 

それまでの人生で一番高い買い物で、

ひどい話だな、と思いました。

 

 

ですが考えてみたらそれまでに一度も

自分名義で高い買い物をしてこなかったのは

守られていたからなのかもしれない、

とも思います。

 

 

一周忌の時に墓開きも

納骨も一緒にやりました。

 

 

親戚の中には、

「ずっとお骨を納めなくてもいいんだよ」

と励ますつもりで言ってくださる方もいましたが、

私はお墓にお骨を納めた時、

肩の荷が下りたような

ホッとした気持ちになりました。

 

 

そして、

いつか私が死んだらここに入るのなら、

人生のゴールが決まっているのなら、

天国で夫に再会した時

褒められるような生き方がしたいと

強く思いました。

「(子供を)よく育ててくれたね」と

言われたい。

 

 

そして、

人生が有限だと、

夫が身をもって教えてくれたのに

それを知る前と

同じ生き方をしてはいけないのではないか、と。

 

 

人生って、いつか終わることはみんな知ってます。

でも、それを意識しながら生きている人は

少ないのではないでしょうか。

毎日、死について考えていては

生きていけないですもんね。

 

 

私も以前は毎日夕方になると

「今日が無事に終わってよかった」と

胸を撫で下ろしていましたが

最近では「明日が来るのが当たり前」に

なっています。

 

 

死を意識しないで生活できるようになったことは

ある意味ではありがたいことです。

ですがやはり、この経験が

心に深く刻まれているのだろうと思います。

 

 

起業セミナーのパネリストなどをやらせていただいていると、

感想や質問用紙に

「(不安定な起業という道を選んで)

将来に不安はありませんか?」などの

質問を受けることがあります。

「不安がないと言ったら嘘だけど・・・。

でも、将来のことを心配できるというのは

ある意味では贅沢なことなのかもしれない。

将来がこない人だっているんだからな・・・。」と

思います。

 

 

諦めないで商品開発をしていけたのも、

「ひとつでもいいから自分のアイデアを、

世の中に残したい!」と

目の前のことだけに集中して

生きていたからなのかもしれない、と

最近では思います。

 

 

 

・・・・・(9)につづく・・・・・