企業理念

2016年 10月 創業ベンチャー支援センター埼玉にて

受講した起業セミナーでプレゼンした創業の動機です。

 

「マイノリティのためのコミュニティサイト運営、

サービス提供、商品開発、マーケティングなどをやりたいと

考えています」

 

動機は、自分自身の経験からです。

私は2年半前に、突然夫を亡くしました。

30代で配偶者を亡くす人はわずか10000人に3人だそうです。

私の周りには、似たような状況の人はいませんでした。

同情はされても、気持ちを理解してくれる人はいない。

話してもどうせ分かってもらえないと思うと、

辛い気持ちを表に出すことができず、

うつ状態になりました。

ただ幸いなことに子供がいるので、日々成長を見ていると、

このままではいけないという気持ちになっていき、

もう一度社会復帰するためにもがき始めました。

そこで気持ちの整理に役立てようと、

似たような状況の人が作っているコミュニティは無いものかと

検索し始めました。

しかし残念ながら、私が求めているような物はありませんでした。

 

 

また、私には知的障害の叔母がいます。家族に障害者がいるということを

抵抗なく話せるようになったのは30歳を過ぎてからです。

同情されるのも差別されるのも嫌で、隠して生きて来ました。

もしかしたらそういう人が、私以外にもいるのではないかと思うのです。

子供の頃から一緒にいるので、

本人に対しての対応に困ることはほとんど無いけれど、

やはり意思の疎通がうまく行かない時もあるので

普通の家庭よりも問題は増えます。

私はこの件に関しても、我慢し過ぎてうつ状態になってしまった時期があり、

家族以外の誰かに話だけでも聞いてもらえる場所が

あったら良かったのかな、と思っていました。

 

 

このような経験から、いつも過去の自分が求めていたことは

「似たような経験をしている人に、話を聞いてもらいたい」

ということでした。

 

 

これは私だけでなく、多くの人に当てはまることなのではないかと思うのです。

配偶者を亡くしたり、家族に障害者がいる、という状況だけが辛いわけじゃない。

長い人生の中には、思いがけずマイノリティと呼ばれる側になることだって

あると思うのです。

そして自分が弱っているときに、似たような経験をしていて、

気持ちを分かってくれる人に出会って、

励まされた経験のある人は多いのではないでしょうか。

マイノリティというとネガティブなイメージになりがちですが、

そこからサービスや商品が生まれてくれば、

そのコミュニティは建設的でポジティブなイメージに繋がります。

過去の自分と同じように苦しんでいる人を

サービスや商品を通して助けたい

そういう思いを創業の動機・目的としています。

 

 

(追記:ここでいうマイノリティとは、

障害者や同性愛者、少数民族や婚外子、

一人親家庭、寡婦、それに関わる人なども含まれるため、

絶対的に数が少ない人たちだけを

指しているわけではありません。

差別的な意味を持たせているわけではありませんので

ご理解ください。)